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都市ガスからの変更事例〈宮城県〉No.TPO-04
宮城県で大型102世帯の都市ガスマンションをプロパンガスへ変更した事例です。プロパンガス代は都市ガスよりも少し安くなり、給湯専用給湯器を無償貸与で交換しました。大型マンションなので総額で約1,224万円の節約になりました。
102世帯が都市ガス並み価格に。給湯専用器が無償貸与
●物件概要 | ||
ワンルーム(1K×102世帯) | ||
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・築年数 : 20年 ・構造 :RC造7階建て ・無償貸与:なし |
【ガス会社の変更を考えた理由】
<岡山オーナー(仮名)>「投資用に中古マンションを購入しました。ちょうど給湯器の耐用年数が切れる時期なのか、ほとんどの部屋の給湯器が五月雨式に壊れはじめ、何とかしないと大変なことになると焦っていました。管理会社経由で給湯器を交換すると、1台につき10万円ほどかかるので真剣に考えました」
岡山オーナーの変更前の課題
プロパンガス会社に頼めばいいと安易に考えていたが、実際に打診してみると、どこにも引き受けてもらえず、素人の手に負えるものではないことを実感し協会に相談しました。●当協会の提案
《プロパンガス会社変更の結果》
オーナー様負担をトータル
1,224万円削減
メリット
【入 居 者 様】プロパンガス価格がほぼ都市ガス並み!
【オーナー様】
①:給湯器を無償貸与で1,020万円削減
②:フリーメンテナンスでランニングコストをカット
③:①の工事費無償貸与で204万円削減
「最近は大きな地震が多いことから、災害時の復旧の速さも都市ガスからプロパンガスに変更するポイントになりました。全室の給湯器とコンロも新品になり、入居者も喜んでくれています。プロパンガス代は都市ガスよりも1割程度高くなってしまいましたが、この程度であれば許容範囲かと思います。入居者からもクレームのようなものはありません。お世話になりました」
〈監修者〉
一般社団法人
プロパンガス料金消費者協会
プロパンガス料金消費者協会
代表理事 鈴木 秀男
- ・1950年
- 群馬県伊勢崎市生まれ。
- ・1980年
- ソード株式会社(後の東芝パソコンシステム株式会社)に入社。
- ・2010年
- 一般社団法人 プロパンガス料金消費者協会を設立して理事に就任。
- ・2011年
- 同代表理事に就任。現在に至る。
- ・2023年
- BSテレビ東京「マネーのまなび」で、不透明なプロパンガスの料金について取材を受け、番組内で解説。
設立当時、プロパンガスは都市ガスに比べて約1.8倍も高い状況にも関わらず、消費者が相談できる団体は皆無であった。そこで、鈴木は消費者の立場に立って、不透明なガス代について料金面から取り組む団体として協会を設立した。
それまで存在しなかったプロパンガス料金の“適正価格”の設定に奔走。大手供給業者の賛同を得て、設立10年足らずで”適正価格“を共通言語として全国展開を達成し、130社以上のプロパンガス会社とパートナー契約している。
現在はプロパンガスの”適正価格“の指標になる「CP速報」を毎月執筆し、ガス料金の適正価格での供給に貢献している。
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