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2018年8月のCP

2018年8月CPは580ドルで7月比25ドル上昇

7月31日に8月のサウジアラムコCPが発表されました。7月の555ドルに対して25ドル高の580ドルです。例年最も下がる夏なのに逆に上昇しています。

7月=555ドル/トン
8月=580ドル/トン(4.5% ↑)

サウジアラムコCP推移
サウジアラムコCP推移

真夏なのにCPが600ドルに近づいています

この夏は酷暑の気象と同様CPも異常な動きをしています。

CPは、夏に下がって冬に上がるのが通常ですが、一番安くなるべき8月が600ドル近い高値になっています。

原因として上げられているのは、7月25日に起きた原油タンカー攻撃事件です。イエメン沖のバブ・エル・マンデブ海峡を航行中のタンカーがイエメンのシーア派反政府武装組織の攻撃を受け、サウジアラビアは原油タンカーが同海峡を通過することを一時禁止にしました。

これを受けてWTI7月30日の9月原油先物相場は1バレル70ドルを付けたのです。

CP上昇で各プロパンガス会社が値上げ!

このCP価格の動きを値上げに直結させているのがプロパンガス業界です。当協会にも「今契約しているプロパンガス会社から値上げの通知が届いたので、ガス会社を変更したい」という相談が殺到しています。

プロパンガス業界はちょっとおかしいです。昨年10月にCPが前月の480ドルから575ドルに上がった際、各社は10月から今年の1月にかけて五月雨式にほぼ全社が値上げをしましたが、2月から5月には値上げ前の水準までCPは下がったのに値下げはしていません。

同じ原油が原料であるガソリンスタンドでは原油価格の動きにリンクして下がった時は下げますが、プロパンガス業界では値下げは滅多に行われません。下げないでおいて原油が上がったらすぐに上げるのですから困ったものです。

今回も1立方メートルあたり平均40〜50円値上げのところが多いです。

今回原油が上昇しているのは事実なので値上げするのは仕方ないと言えなくはないですが、今回値上げが許されるのは、CPが下がった今年2月から5月にかけて値下げを行ったプロパンガス会社に限定されるべきだと当協会は思います。

このような不透明なことをしていると、いずれ消費者から見放されかねません。

この記事の執筆者

一般社団法人プロパンガス料金消費者協会

代表理事 鈴木 秀男

  • 2010年10月 一般社団法人プロパンガス料金消費者協会を設立。代表理事に就任。

1980年広告代理店勤務を経て、東芝パソコンシステム(旧:ソード電算機システム)に入社。営業推進部部長として勤務する傍ら、1990年より世界最大の人材教育機関「デール・カーネギー・コース」のニューヨーク本部公認トレーナーとしてセールスパーソンの教育に20年間従事。官公庁や大手企業を中心に約3千人を指導。また、ヤフージャパンで4年間広報宣伝ディレクターを兼務した。



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