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2018年6月のCP

2018年6月CPは560ドルで5月比60ドル上昇

5月31日に6月のサウジアラムコCPが発表されました。5月の500ドルに対して60ドル高の560ドルです。夏の非需要期を迎えつつある中、CPは逆に上昇しつつあります。

5月=500ドル/トン
6月=560ドル/トン(12.0% ↑)

サウジアラムコCP推移
サウジアラムコCP推移

原油価格が一時70ドルを突破!

年初の予測では、1月こそ590ドルだったCPも2月には525ドルに、3月はさらに480ドルまで下がり、そのまま非需要期の夏まで下がり続けるという見通しだった大手元売りの予測ですが、 やはり原油相場というのは一筋縄ではいかないですね。

原油やCPの動きは神様にしか予測ができません。4月には米国によるシリアへのミサイル攻撃が行われ、5月22日には米国がイラン核合意から離脱して、WTI原油先物は同日に72.83ドルまで高騰しました。これはほぼ3年半ぶりの高値です。

その影響でガソリンを始め各種石油関連商品の値上がりが新聞・テレビで報じられています。

しかし、5月末から6月初めにかけて原油価格が下がってきました。これは朗報です。この動きがどうなるかによってプロパンガスのCPにも大きな影響がありそうです。前述の5月22日に72.83ドルまで上げたWTI原油先物ですが、6月2日時点で65ドル台まで下げています。

この大きな下げの要因は何なのでしょうか?

6月22日のOPEC総会の動きに要注目

このところの急激な原油価格の下落には、OPEC加盟国と非加盟国が2017年から実施してきた減産合意を見直すのではないかという思惑が背景にあるようです。

ご承知のように米国がイランの核合意から離脱を発表し、再度経済制裁を科すとの方針から将来的にはイランの産油量が減少するのは十分予想されることです。

また経済危機に直面している産油国であるベネズエラの生産量が激減していることも大きいです。ベネズエラの産油量は前年比約30%減少しているという報道もあります。

6月22日のOPEC総会では、イランとベネズエラの減少分を補うために生産量を引き上げることを決定するのではないか、という可能性が取りざたされています。それがこのところの原油価格の下落につながっているというのです。

ただ、減産縮小が話題になっただけでこれだけ下落する現実をOPEC加盟国や非加盟国がどう捉えるかが問題です。6月22日の総会は要注目です。プロパンガス料金消費者協会の立場としては、減産縮小が決定されて原油価格が60ドル前後まで下がってくれることを願っています。

そうなればプロパンガス屋さんも、このタイミングで値上げすることはないと思います。

この記事の執筆者

一般社団法人プロパンガス料金消費者協会

代表理事 鈴木 秀男

  • 2010年10月 一般社団法人プロパンガス料金消費者協会を設立。代表理事に就任。

1980年広告代理店勤務を経て、東芝パソコンシステム(旧:ソード電算機システム)に入社。営業推進部部長として勤務する傍ら、1990年より世界最大の人材教育機関「デール・カーネギー・コース」のニューヨーク本部公認トレーナーとしてセールスパーソンの教育に20年間従事。官公庁や大手企業を中心に約3千人を指導。また、ヤフージャパンで4年間広報宣伝ディレクターを兼務した。



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